これまでの自動運転バスの歩み

日立市に住んでいると、自動運転に関するさまざまなお知らせを目にしたことがある、という人は多いのではないでしょうか。

ですが、「何をめざして取り組んでいるのか？」については、良く知らないという人もいるかもしれません。

）の中でご紹介したように、昨今のバスを取り巻く状況は、「運転手不足」や「バスを利用する人が減っている」といった事態が深刻です。

そんな中でも、市民の皆さんの足となるバスの運行を維持し発展させていくためには、新たな取り組みが必要となります。

そこで進められているのが、ほかでもない、自動運転バスへの取り組みなんです。

日立市で2013年に開業したひたちBRTには、全国でも珍しいバス専用道区間があるため、その専用道を利用して、自動運転の実証実験が2018年からスタートしました。

最初は、システムが人の運転をサポートする、いわゆる「レベル2」での取り組みでした。

そして2022年からは、無人自動運転を見据えて、「レベル4」での実証実験がスタート。

2025年からはいよいよ、お客さまを乗せての、「レベル4」での営業運行が開始されます。

日立市での自動運転バスのあゆみ

ところで、自動運転の「レベル」とはいったい、何を表しているのでしょうか。

これについては、下の図を見てみてください。

自動運転の「レベル」は、人の関わりの有無によって、5段階に分かれているんです。

図のように、「レベル3」までは人が運転しますが、「レベル4」からは人は運転せず、システムが全面的に運転を担います。

※ただし、「レベル4」の場合は「特定の条件を満たしていること」が条件となります。また「レベル4」では、運転には関わりませんが、乗務員は同乗する予定です。

2025年度の末までに、完全無人での自動運転バスの営業運行を目指す

2018年から、時間をかけて作り上げてきた自動運転バス。

ですが、もともとの課題でもある「運転手不足」の問題を解決するためには、完全無人での運行を実現する必要があります。

ひたちの自動運転バスは、2025年より「レベル4」での営業運行を開始しますが、2025年度末には、現時点では全国的にも例がない「

都市部での無人自動運転バスの営業運行

」をめざして、引き続き、取り組みを進めていきます！

この取り組みは、まず、バスしか走らないひたちBRTの専用道区間、その中の一部区間のみの運行から始まります。

まずは乗車いただく皆さんの安全や安定運行を最優先にしつつ、徐々に、取り組み範囲を広げていく計画となっています。

実用化に向けて、現在日立で動いている取り組み

ご存知のように、日立市の路線バスは、ひたちBRT専用道以外の多くの一般の道路を走っています。

実は日立市は、この一般の道路でも無人自動運転を実現することをめざしており、将来的には、日立市中の路線バスを無人自動運転化するための取り組みを進めています。

専用道はバスしか走りませんが、一般の道路には、私たちが運転する車が走っています。

また、歩行者や自転車などの通行もあるなど、関わる人も多くなります。

こうした状況の中で自動運転バスを運行するためには、周りの情報を自動運転バス車両に伝えて運行を支援する、道路状況を計測するセンサーや、データを通信する仕組みなど、さまざまな技術が必要となってきます。

それらの技術を検証するため、日立市内の大甕駅周辺の一般道を活用して、現在、「データ」「通信」「車両」「センサー分野」の、4つの技術開発／実証プロジェクトが進められているのです。

自動運転バスの取り組みが進んでいる路線

「具体的には、どんな技術があるの？」という疑問については、今後の記事でお届けします！

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日立市が、日本各地の自動運転バスの試みの中でも、先頭を走っていることはご存知でしたか？

この記事では、現在の日立市の自動運転バスの取り組みについて、「いったいどんなことをしているの？」「その先に、何をめざしているの？」などの疑問にお答えします！

自動運転バスって？日立のバスのこれから

ちょっと先の未来へ！日立で進む自動運転バスの取り組み

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みちのり無人自動運転バスポータル

みちのりグループ

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2/16(日)に自動運転バスに乗ってみよう！【自動運転バスの”今”と”これから”を考えるワークショップ 】お申込みはこちらから
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毎日の通学やお買い物、仕事や病院通いに欠かせないバス。 
でも、最近、普段乗りたいバスや、夜の便数が減って、不便になったな、と感じることはありませんか？

この背景には、運転手の不足やバス利用者の減少  があります。 

皆さんが日々利用されているバスを維持し、発展させたい。
そんな思いで 現在「無人自動運転バス」の実用化に取り組んでいます！

日立には全国でも珍しい、バス専用道路を走るひたちBRTがあります。 
この道路を活かし、2025年末までに無人での自動運転バスの営業運行を目指しています。

「本当に安全なの？」「どうやって走るの？」 

そんな皆さんの不安や懸念にもお答えしながら、みんなでバスの未来をつくっていきたい。 

このサイトでは、自動運転バスに関する情報発信や、皆さんが気になること、ニーズを投稿いただける意見募集を行います。 
この場を通じて、皆さんとより良い乗り物づくりを目指します！

ちょっと先の未来へ！日立で進む自動運転バスの取り組み

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