そもそも、まちにバスがあると、どんな良いことがあるの？

「バスって、あんまり乗る人いないんじゃない？」

「クルマがあるし、バスって本当に必要なの？」

こう思ったことはありませんか？

たしかに、普段の生活でバスを利用していないと、その必要性がわからない人が多いかもしれません。

でも日立市内では、年間約250万人もの人々が、路線バスを利用しているんです(※2022年度)。

：「毎日の通学で使っています」

：「病院やスーパーに行くには、バスしか方法がありません」

：「駅や会社までの移動手段として利用しています」

こういったたくさんの人たちが、バスを頼りに生活しています。

日立市のバスは、学校や駅、病院、ショッピングモールなどと皆さんをつなぐ、欠かせない「生活の足」として、毎日休みなく運行されているんです。

ところで、通勤や帰宅の時間帯には、よく渋滞が起きますよね。

ここで、バスと渋滞とクルマの関係を考えてみましょう。驚きの事実が見えてきます。このポスターを見てください。

ご覧のように、60人が車で移動するには、4車線みっちりの大量のクルマが必要になってきます。

ところがバスなら、同じ60人を、わずか1台で運べてしまうのです。

このポスターからわかるのは、バスが無くなってしまうと、市内の渋滞はもっともっとひどくなること。

その逆に、バスで移動する人が増えれば道路からクルマが減り、渋滞は解消されていくということです。

ジャネット・サディク=カーン氏来日記念講演会開催レポート（2019.5）国土交通省都市局街路交通施設課

このポスターからだけでもバスの大切さがわかりますが、それだけではありません。

もしも、バスが無くなってしまったなら。

車を運転できない学生や、お年寄りの移動は、いったい誰が支えるのでしょうか。

バスが無いまちでは、働く世代が、そういった人々をクルマで送迎するのに多くの時間を費やしているそうです。

もちろん「クルマを使ってはいけない！」ということではありません。

クルマに加えてバスという選択肢があることで、地域の交通のバランスを取ることができるということなんです。

新たなバス路線が、まちの変化を生んだ～ひたちBRTのケース

新たなバス路線の誕生は、まちにも変化をもたらします。

ここ日立市では、2005年に日立電鉄が廃線となったのち、2013年にひたちBRT（Bus Rapid Transit）が誕生しました。

その結果、沿線が活性化し、新たに住み始める人が増えました。

ひたちBRTは、沿線の皆さんにとっての通勤・通学手段となり、いまでは年間43万人以上もの人々が利用しています。

また、ひたちBRTの開業時には、地域住民や沿線企業・高校、商業・観光事業者の皆さんで構成する「ひたちBRTサポーターズクラブ」が組織され、BRTのあるまちを地域の皆さん自身が考え、デザインする取り組みも進められました。

地域の皆さんとともに行った、沿線マップ作成

路線バスが、だんだん不便になっている？自動運転バスの取り組み

その一方で、日立市全体の路線バスに関しては、「普段利用しているバスの便数が減っているな」「なんだか不便になった」と感じている人もいると思います。

ここまで見てきたように、バスはまちや人々にとって大切な交通手段であるにもかかわらず、事実として、各地で減便が続いているのです。

これは全国的な傾向で、日立市も決して例外ではありません。

その理由としては、「運転手が不足していること」や、「バスを利用する人が減ってきていること」が挙げられます。

例えば、以下の記事で触れられているような状況があります(朝日新聞デジタル版記事へ遷移します)。

バスを取り巻くこうした厳しい状況は、まだまだ続くことが予想されます。

こうした課題への対策として、日立市内で進められているのが「自動運転バス」への取り組みなんです。

この取り組みが成功すればきっと、「日々の移動手段としてのバスを残していく」「バスの便利さを守る」ことができるはず。

ひたちBRTには、全国でも珍しい「バスの専用道区間」があります。その専用道を用いて、いよいよ2018年から、自動運転バスを実現するための実証実験が開始されました。

この実証実験は現在も進行中で、今後は「完全無人での自動運転バス」の営業運行をめざして、取り組みが進んでいきます！

「自動運転バスって、そもそもどんなものなの？」「どんな技術があるの？」

そんな疑問については、今後の記事でお届けします！

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通学や通勤、通院やお買い物、お出かけなど...「バス」は、わたしたちにとって身近な移動手段のひとつです。

実はこのバスがいま、全国で減りつつあるんです。
「確かに、日立でも便数が減っている時間帯があるし、前より不便になったような...」と思った方もいるかもしれません。

今回は、その背景にある課題や、将来に向けた取り組みなど、日立のバスの現状をご紹介します。

自動運転バスって？日立のバスのこれから

そもそも、バスってまちに必要なの？ ～ 日立のバスのいま

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みちのり無人自動運転バスポータル

みちのりグループ

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2/16(日)に自動運転バスに乗ってみよう！【自動運転バスの”今”と”これから”を考えるワークショップ 】お申込みはこちらから
https://docs.google.com/forms/d/1CsGXPQYeQlmhZGDrSMfTux7VaopKVSsOkqZd8hfpcxA/edit
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毎日の通学やお買い物、仕事や病院通いに欠かせないバス。 
でも、最近、普段乗りたいバスや、夜の便数が減って、不便になったな、と感じることはありませんか？

この背景には、運転手の不足やバス利用者の減少  があります。 

皆さんが日々利用されているバスを維持し、発展させたい。
そんな思いで 現在「無人自動運転バス」の実用化に取り組んでいます！

日立には全国でも珍しい、バス専用道路を走るひたちBRTがあります。 
この道路を活かし、2025年末までに無人での自動運転バスの営業運行を目指しています。

「本当に安全なの？」「どうやって走るの？」 

そんな皆さんの不安や懸念にもお答えしながら、みんなでバスの未来をつくっていきたい。 

このサイトでは、自動運転バスに関する情報発信や、皆さんが気になること、ニーズを投稿いただける意見募集を行います。 
この場を通じて、皆さんとより良い乗り物づくりを目指します！

そもそも、バスってまちに必要なの？～日立のバスのいま

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