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みなみなみなみオンライン情報ステーション
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京都府
京都市南区
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京都市南区が運営する情報発信プラットフォーム。区民レポーターやSNSフォトコンテストを通じて、住民目線で地域の魅力を発掘・発信し、まちへの愛着を育む取り組み。

みなみなみなみオンライン情報ステーション

概要

「みなみなみなみオンライン」は、京都市南区役所が運営する地域情報発信プラットフォームである。「南区に関わる誰もが南区をもっと知って・学んで・楽しんで・好きになってもらう」ことを目的に、区内のまちづくり活動や行政情報を複数のSNSを通じて発信している。専用ウェブサイトに加え、Instagram、X(旧Twitter)、Facebook、note、YouTubeといった多様なメディアを活用し、区民レポーター制度やSNSフォトコンテスト「みなみなみっけ」など、住民参加型のコンテンツ制作を特徴としている。 (参考:みなみなみなみオンライン公式サイト

背景・課題

京都市南区は、世界遺産の東寺をはじめとする歴史資源を有しながら、観光地としての知名度は市内の他区に比べて高くない。一方で、京都市内でも比較的出生率が高く、子育て世帯が多い地域特性を持つ。こうした南区の多様な魅力が区内外に十分に伝わっておらず、住民自身も地域の良さを意識する機会が限られていた。

行政主導の従来型広報では、発信内容が行政目線に偏りがちで、住民の日常生活に根ざした魅力を伝えきれないという課題があった。また、紙媒体中心の広報では若年層やデジタルネイティブ世代への到達が難しく、新たなコミュニケーション手段の構築が求められていた。 (参考:みなみなみなみオンライン note

取り組みのプロセス

SNSプラットフォームの構築

南区役所地域力推進室が中心となり、複数のSNSを横断する情報発信体制を整備した。企画・運営業務は公募型プロポーザル方式で民間事業者に委託しており、2021年度には有限責任事業組合まちとしごと総合研究所が4社中最高得点(74点/100点)で選定された。専門性を持つ外部パートナーとの連携により、継続的かつ戦略的な情報発信を実現している。 (参考:南区情報ステーション「みなみなみなみオンライン」企画・運営業務に係るプロポーザル審査委員会の結果について

区民レポーター制度の導入

住民目線での情報発信を強化するため、「区民レポーター」制度を導入した。南区在住または通勤・通学する高校生以上を対象に毎年度募集を行い、2024年度(令和6年度)は7月に登録会を開催。SNSマーケティングコンサルタントの古賀絵美氏を講師に迎え、Instagramの特性を活かした情報発信の講座を実施した。

区民レポーターの活動内容は、区内の魅力的な場所や人を取材し、400字程度の記事と写真を月1本以上投稿すること。活動期間は7月から翌年3月までの約9ヶ月間で、月額4,000円の報酬が支給される。事務局のまちづくりアドバイザーが伴走支援する体制を整え、記事作成のフィードバックを通じてレポーターのスキル向上も図っている。 (参考:令和6年度 南区 区民レポーター登録会&SNS発信講座①を開催しました!令和7年度「南区 区民レポーター」を募集

SNSフォトコンテスト「みなみなみっけ」の開催

事業の認知拡大と住民参加の促進を目的として、2022年度から毎年「みなみなみっけ」と題したSNSフォトコンテストを開催している。区民が南区内で撮影した写真をInstagramにハッシュタグ付きで投稿する形式で、手軽に参加できる仕組みとなっている。

2024年度(第4回)のテーマは「心が和む瞬間/風景」。イベントを楽しむ人々、商店での温かい交流、公園でくつろぐ家族、清掃活動に集まる住民など、日常の中の心和らぐ場面を募集した。審査はフォトグラファーのYuma Takatsuki氏と南区役所若手職員が担当し、最優秀賞には地元企業モリタ屋の黒毛和牛すき焼きセット、その他の賞品として地元企業グランマーブルのマーブルデニッシュが贈られる。過去の受賞作品は地下鉄駅に掲示されるほか、応募作品を集めたアート作品として展示する取り組みも行われている。 (参考:みんなの想いがあつまる場所 みなみなみっけフォトコンテスト♪2022年度 第1回 南区SNSフォトコンテスト「みなみなみっけ」の開催について

この事例の特徴

住民が「発信者」になる仕組み

区民レポーター制度の本質は、住民を情報の「受け手」から「発信者」へと転換させる点にある。行政職員では気づきにくい日常の魅力を、暮らしの中から掘り起こせるのは住民ならではの強みである。東寺道マルシェの参加レポートでは、子連れファミリーの視点から「普段接点のない老若男女同士が関わり合える」地域イベントの価値が伝えられており、行政広報では表現しにくい生活実感のある記事が生まれている。 (参考:地元の魅力を再発見! ー東寺道マルシェ子連れ参加レポートー

マルチプラットフォーム戦略

単一のSNSに依存せず、Instagram(ビジュアル)、X(速報性)、note(長文記事)、YouTube(動画)、Facebook(コミュニティ)と、各メディアの特性に応じた使い分けを行っている。これにより幅広い年齢層へのリーチが可能となり、情報の深度と広がりを両立させている。

地域経済との連携

フォトコンテストの賞品に地元企業の商品を採用することで、地域経済との接点を創出している。モリタ屋(精肉)、グランマーブル(ベーカリー)など南区に縁のある企業が協賛することで、事業を通じた地域内連携が自然に生まれている。

調査時点の成果

noteアカウントには2021年9月の開設以来、61件の記事が蓄積されている。Instagramの公式アカウント(@minami_online)はフォロワー約890人、投稿数474件に達している。区民レポーターによる記事は、東寺や西寺といった史跡紹介から、地元の和菓子店・印刷会社の取材、親子防災講座のレポートまで多岐にわたり、南区の多面的な魅力を伝えている。

フォトコンテスト「みなみなみっけ」は2024年度で開催6回目を迎え、区内の写真愛好家やSNSユーザーの間で認知が広がっている。受賞作品の地下鉄駅展示は、応募者の達成感を高めるとともに、コンテストの存在を区外にも周知する効果を持っている。 (参考:みなみなみなみオンライン Instagramみなみなみなみオンライン note

他地域への示唆

低コストで始められる住民参加型広報

区民レポーター制度は、月額4,000円の報酬と講座運営のコストで、住民目線のコンテンツを継続的に生み出す仕組みである。大規模な予算を必要とせず、他の自治体でも導入しやすいモデルといえる。重要なのは、単なる記事募集ではなく、講座やフィードバックを通じたスキル支援を組み合わせることで、質の高いコンテンツと参加者の成長を両立させている点である。

プロポーザル方式による専門性の確保

情報発信の企画・運営を民間委託する際、プロポーザル方式で専門性のある事業者を選定することで、行政単独では難しいSNSマーケティングのノウハウを取り込んでいる。自治体の広報担当者がすべてを内製化するのではなく、外部パートナーとの協働によって持続可能な運営体制を構築している。

参加のハードルを下げる工夫

フォトコンテストは、Instagramでハッシュタグを付けて投稿するだけで参加できる手軽さが特徴である。特別な応募フォームや書類提出を必要とせず、普段のSNS利用の延長で参加できる設計が、幅広い層からの応募につながっている。

参照元


2026年3月時点の調査内容に基づいて作成

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この記事は公開情報に基づき、AIを用いた詳細調査により作成されました。記事内容への修正依頼、お問合せ等は以下までお寄せください。

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