議論のきっかけとなった、洞峰公園パークPFI事業の計画

つくばに暮らす皆さんに愛されている洞峰公園。

これまでは、茨城県による県営の都市公園でした。

洞峰公園は 1980年に開園し、災害時に指定緊急避難場所（広域避難地）の機能を有する都市公園です。

少し専門的な話になりますが、都市公園法の位置づけでは、公園の近隣住民だけでなく、つくば市全域を対象として、休息・鑑賞・散歩・運動等、総合的な利用を目的とした「総合公園」です。

なかでも、洞峰公園はこのような特徴のある公園です。

スポーツレクリエーションや子どもがのびのびと遊ぶことができる場

（アリーナ、プール、テニスコート、多目的広場など）

（明るく広がりのある洞峰沼、多種多様な野鳥や貴重植物の生息地）

ただ、開園後時間が経つ中で施設の老朽化や財政負担の懸念もあり、茨城県ではパーク PFI※という制度を用いて、グランピング施設、アウトドアレストラン、南側駐車場の拡張などがありました。

都市公園において飲食店、売店等の公園施設（公募対象公園施設）の設置または管理を行う民間事業者を、公募により選定する手続きです。事業者が設置する施設から得られる収益を公園整備に還元することを条件に、事業者には都市公園法の特例措置がインセンティブとして適用されます。

この計画で、グランピング施設などが入っていた理由として、首都圏から新たな利用者を誘致するという観点がありました。

一方で、市民の皆さんに日常的に愛されてきた公園ということもあり、現在の公園環境の変化に対する懸念の声が広がりました。

2022年7月に茨城県が説明会を実施し、8月31日までアンケートを実施しました。

アンケートでは、このような結果となりました。

・「パーク PFI事業の導入目的について」について、約75％が懸念を示す。

・「利用料金の値上げ」に対しては、「良い」「どちらかと言えば良い」との回答が半数以上。

アンケートの中で出てきた声を一部ご紹介します。

・50年続いた貴重な自然を維持した方が良い。

・自然と、ゆったりとした空間の洞峰公園を守りたい。

・グランピングやBBQ 施設は洞峰公園から車で数十分のところにすでに複数存在している。また、秋や冬のオフシーズン時には収益は見込めない。

・噴水の他、植物園やバラ園をつくるほうが既存の洞峰公園のイメージに合っていると感じる。

・市民、住民の入る地域参加型の協議会を設立し、従来の洞峰公園管理運営費を再検討すべき。

・洞峰公園の環境が守られるのであれば、利用料金が値上げされても利用する層が大半だと思う。

洞峰公園を、つくば市で市営化！

こうした多様な声を受けて、2023年2月より、洞峰公園のつくば市への無償譲渡に向けて、茨城県とつくば市で協議が始められました。多様な市民の皆さんの声があったものの、なぜつくば市は市営化という決定をしたのでしょうか？

茨城県としては、以下いずれかで考えていたところから、洞峰公園を今までの公園環境として維持していくことは難しいとの回答でした。

また、つくば市としても、現在だけではなく、未来への貴重な環境資産として公園の環境を守ることが、市の持続可能なまちづくりの基本理念に合致するものと考えています。

この考えに基づき、無償譲渡による市営化に向けた取り組みを進めてきました。

市営化までのプロセス（時系列）

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2024年6月に、市営化に向けた取り組みとして、洞峰公園市営化スターティングイベント「洞峰公園とこれから」が開催されました！

来月以降で、協議会の設立から、協議会・分科会の実施など活動していく予定です。

また、今後の動きもご紹介できればと思いますので、記事をチェックしてください！

」いただくと、最新のお知らせがメールで届きます。

また、募集中の意見募集などへ回答することができます！

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茨城県による洞峰公園でのパーク PFI事業検討をきっかけに、公園のあり方や今後への懸念など、多くの方から意見をいただきました。
そして、茨城県からつくば市に、洞峰公園が無償譲渡により移管される方針となりました。
これから、どうなるの？
どうして、この方針になったの？
と思われる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、これまでの過程や、今後に向けて考えていることを紹介します！

洞峰公園の市営化に向けた取り組みの経緯や、公園を利用される皆さんの思いを共有します！

どうなってる？洞峰公園のこれまで

洞峰公園ってどうなるの？“いま”と”これから”を知ろう！

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洞峰公園がつくば市に移管されたことをきっかけに、みなさんとともに公園をもっと魅力的な場所にしていくための取り組みがスタート！

つくば市の公式なプロジェクトとして、地域のみなさんのアイデアや意見を反映した公園づくりを進めています。

興味はあるけど、どんな参加ができるの？という方へ。
このサイトでの情報発信を読んでシェアしたり(ハッシュタグ#DohoMeetをつけて！)、ちょっとしたことでもあなたの声をこの場で届けてもらうだけでも大丈夫。

もう少ししっかり関わりたい方は、毎月開催の分科会にも顔を出してみてくださいね。

公園はみんなで作り、みんなで楽しむ場所。
この場も、そんな洞峰公園(Doho)を愛する皆さんが出会い、集える場(Meet)を目指しています！

#DohoMeet | みんなの洞峰公園プロジェクト

つくば市

茨城県

ふれあいフェスタを経て、洞峰公園の未来について話し合うパートナーシップ会議(分科会)が始まりました！

みんなでつくる公園へ、取り組みが開始！

検討を進める中で、皆さんの関心を広く聞く意見募集を行います！

洞峰公園ってどうなるの？“いま”と”これから”を知ろう！

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