沼津で地域に関わるようになったきっかけ 

―大木さんはもともと東京で活動されていたと思いますが、沼津で地域に関わるようになったきっかけは何だったんでしょうか？ 

たまたま縁があり沼津に移住したのですが、東京にいるときから取り組んできたデザイナーの仕事で独立したかったこともあり、当初はフリーランスとして活動していました。 

地域との関わりのきっかけは、

(注記：オーナーから提供された市内の遊休不動産を対象に、講師とともに、グループに分かれて周辺エリアの魅力・価値を高める事業プランを作り上げるスクール)。 

ここに参加していろいろな方の話を聞く中で、まちの見立てが変わり、まちの可能性を感じるようになりました。 

その後立ち上げた、グラフィックデザイナーのためのシェアオフィスであるNUMAZU DESIGN CENTERも、自分のためのオフィスというだけでなく、まちに開いたクリエイティブ拠点を作りたいと考えて立ち上げました。今ではデザイナーに限らず多様な方が訪れてくださっています。 

―これまで、NUMAZU DESIGN CENTER以外にもスキマcinemaなど多岐にわたる取り組みをされていると思います。これはどういうきっかけだったのですか？

実は、スキマcinemaのほうがデザインセンターより早く始めているんです。 

空き家をめぐるまちあるきというのを市役所でされていたときに参加したのですが、その時に川沿いの蔵があって、入ると真っ暗。その雰囲気がよく、ここで映画をみたら面白そう！と思いました。 

私はミニシアターで映画を観るのが好きだったのですが、沼津でももっといろいろな映画を観れたら良いなと思っていて。 

その後、空きビルを活用して、試しに上映会をやってみました。そうしたら、子どもも含めていろいろな人が楽しんでくれたんです。 

個人的な考えとして、単発のイベントだけだと「まちの営み」への影響が弱いんじゃないかと思っていました。そこで、日常につながるよう毎月最後の日曜日を上映会にして、定期的に続けていったんです。 

空き蔵やビルの屋上、廃業した銭湯、商店街の通りなど・・できるよ！となったらそこでやる、みたいな笑。その結果、７年くらい続いています。 

ただ、楽しいんだけど、もう少し広がらないかなとも思っていました。 

そんな中、沼津出身の映画監督の方にたまたま出会い、映画祭をやりませんか、という話をしたのをきっかけに去年、「みちくさ映画祭」というのをやってみました。 

これは、全国から短編映画を公募して上映作品を選び、まちなかに何カ所か会場をおいてまちを巡りながら映画を楽しむ映画祭でした。それがさらに大きくなって、今年は「めぐる沼津映画祭」という名称で開催しました。 

細々とやってきたものが、映画祭をきっかけに関わる人がさらに増えました。 

でも、まちなかの日常の中で多様な映画に触れる機会をつくりたい、という思いは変わらず大事にしています。 

「暮らしを楽しむ」という思いの背景にあるもの 

―伺っていると「自分の身近にある暮らし」を大事にされていて、まちとの関わりにおいても「暮らしこなす」「暮らしを楽しむ」という思いがあるように感じました。その考えの背景にあるものって何ですか？ 

新卒で就職するときから、仕事と自分の私生活を分けることに違和感があって。生き方と仕事をつなげたいと思っていました。とはいえ、東京でクライアントワークをしている中だとなかなか難しい。 

沼津にきたことによって、暮らしの規模がちょうどいい自分サイズになったように思います。 

仕事と住むこと、子育て、遊びなど全部がつながった自分らしい暮らしを実現できるようになりました。 

ちなみに、自分サイズの暮らしというのは、自分がコントロールできる時間の流れ、コミュニケーションのあり方などが、手が届く範囲にあるような気がするという意味です。 

沼津で暮らしていると、そういう流れを自分で作っていける気がします。 

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NUMAZU DESIGN CENTER前のストリート 

大阪府生まれ。株式会社NDC&DESIGN代表。デザイナーとして東京都で活動後、沼津に拠点を移し、2018年にグラフィックデザイナーのためのシェアオフィスNUMAZU DESIGN CENTERを設立。めぐる沼津映画祭など地域の取り組みも企画運営。 

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沼津のまちなかで活動する方々にお話を伺うインタビュー第１弾。
今回は、地域クリエイターの方々の拠点となるNUMAZU DESIGN CENTERの運営や、めぐる沼津映画祭などの取り組みもされている、大木さんにお話を伺いました。
大木さんの様々な取り組みの原点にある、私の暮らしとは？前編、後編に分けてお送りする、前編です。

沼津のまちなかで活動する方々と語る、連載企画！沼津の輪が広がります。

まちなかインタビュー！ - ぬまのわ

【インタビュー】私の暮らしから始まる、まちの変化とは？-前編

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沼津市

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OPEN NUMAZUは、まちなかの公共空間や資源を活用していくことで生まれる風景を日常へとつなげ、ヒト中心のまちなかを創り出していく取り組みです。

この取り組みでの魅力的な空間づくりの実践や検証を通じて、今後の公共空間の再編や利活用に繋げていくことを目指しています！

2022年に始まったこの取り組みも、2024年で3年目。
多くの方に知ってもらえるようになってきました。

改めてこの場を通じて、これまでの積み重ねや新たなチャレンジを共有し、皆さんの声も聞きながら、これからのまちなかを一緒につくっていきたいと考えています！

OPEN NUMAZUを知ろう・参加しよう！

沼津市管理者

深海魚おじさん

きゃし

ニック

東(ひがし)宏一

JodVX50Z

muttくろちゃん

ratatattara

オオキマミ

しょうたろう

なみへい

taro

rino

Tomohiro

とも

オグラ

みたにまゆこ(運営事務局 )

よい子

向　文英

2wBIksqW

ハイパー

むらかみもえ

hinata

NmNSAMzU

つゆころ

たいこオヤジ

沼りかけ

オザワちゃみお

ichikawa

ぴこまる

ここあき

わゆ

キイ

MICHIYO

まちづくりって聞いたこともないし、なんだか難しそうだなと思っていませんか？
実は、ちょっとした日常とつながる活動から始められるんです。

この場では、高校生による、まちなかでの地域と関わる取り組みを発信します！
また、学生も大人も混ざり合いながら、できる時にできる形で関われるような機会も作っていきたいと考えています。

一緒に沼津のまちなかで、やってみたいコト、やってみませんか！？

高校生がまちを使い、学ぶ！

沼津まちづくりプラットフォームとは

「沼津まちづくりプラットフォーム」は、沼津のまちなか(中心市街地)を中心に、まちづくりや地域活動に興味があるみなさんが気軽に参加できる、新しいデジタルの場です！

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