・ウォーカブルなまちづくりを目指す中での「マーケット」の魅力は？

（ウォーカブルな取組みとマーケットの親和性）

・マーケットを一緒につくる際の合意形成のポイントは？

・そもそもマーケットがもたらすまちへの効果は？

・ディスカッション：26分30秒～

・マーケットへの危機意識がある。アンケート調査を自治体向けに行ったときに、やったことがあるという人は多い。そして、開始年度がコロナ禍の時も含め、直近の数年以内で激増している。行政の支援内容や行政としての事業目的も多岐にわたっている。

屋外仮設マーケットについて、総合計画等の行政計画に記載があるのは18%程度にとどまっている

・実は、“何もない”と思っているまちでマーケットをやることで、まちの方々が魅力に気づけるきっかけとなり、面白いのではないか。マーケットを通じて勝手に人の動きが生まれているのを見ていて感じるのは、自由にやれる場を提供することが大事なのではないかということ。

そもそも、人は人をよろこばせることが好きで、それを解放できる場をデザインすることが重要なのではないか。そうした場としてストリートは相性が良い。

・マーケットは、車で来る人が多いと駐車場問題がおきる。住宅街だと音の問題などが気になる。周りに何もないとやりやすい。

マーケットを開催することで、忘れられた公共空間も地域の魅力になる可能性がある。

全国どこでもこういう場所があるのではないか。

・地域経済にマーケットはどう寄与できるか。市内出店者をちゃんと集めていくと地域でお金が回るようになる。地域経済付加価値で比較すると、地域外ショッピングセンターの4倍以上の地域での稼ぎが生まれている。

地域にいくらお金が注がれていても、地域につながりが無ければお金は外部に出ていってしまう(漏れバケツ理論)。

つながりを作ることで、地域内経済循環による経済的豊かさが創出される。

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参加者の皆さんとのディスカッション

都市戦略としてマーケットをやっているというのは海外だと多い？

→ロンドン市だと、ロンドンプランという上位計画の中へ書き込まれていたりする。低所得者や移民向け、観光資源、などの観点でマーケットが重要だということが書き込まれており、市長が変っても継続している。市長直轄の諮問機関があり、戦略を一緒に考えている。

・単発のイベントで終わらせずに、自分たちの力で継続していくためには？

→最初に気合を入れすぎずに、

。ちょっと失敗したくらいの方が、関わってくれる人が増えるのでは。最初から頑張りすぎない方が良いし、関わりたい人たちの関わりしろが見えなくなる。何を成功とするのかをちゃんと決めるのは大事。来場者が多いことが重要ではない場合もある。

行政の声掛けで集まった人たちが、自走するまでにどんな感じで自走していった？

→いろいろなツテでつながりができた人たちが最後まで残っていたり。動き続けていると出会えるが、最初からこれをやれば出会える、というだけではない。

・どういうビジョンを関係者と共有して動きをつくってきた？

→いろいろマーケット以外の活動をしている仲間たちとは共有できていた。マーケットを開催する商店街の方々はいろいろな考えを持っている人たちがいた。

合意形成せず、「なんとなくやる」

。やっているうちにポジティブになってくる。そもそも、

商店街は同じ場所に存在はしていても、ビジネスが違えば合意形成は難しい。なんとなくの、「ゆるやかなコンセンサス」で始めていくのが大事では

・マーケット文化を日本で都市戦略へどう落とし込んでいくと良いのか？

→ロンドンの例は分かりやすい。これに寄与する、というのは分かりやすい。高知の場合、外から見ると観光資源ぽく見えるがそうではなく、中の人たちだと生活の一部になっている感覚がある。

地域ごとに、自分たちにとってはどういう位置づけなのか、を考えていけると良い

・・ほか、皆さんからいただいた質問は、

※追加で鈴木さん、他の方に聞いてみたいポイントや、皆さんの取り組みの中でシェアしたい内容などあれば、ぜひトークルームに書き込みお願いします！

「まちみち広場」とマチミチWeb講座について

「ウォーカブル」とは、クルマ中心に整備されてきた都市空間を、ひと中心、徒歩・公共交通中心に転換して、ライフスタイル自体も変えていくまちづくりだと、私たちは考えています。

そんな思いで、これまでweb連続講座としてマチミチweb講座を開催してきました。

ただ、実際に取り組むのは難しい…！他の地域の皆さんと学びたい！という方も多いと思います。

そこで、継続的に関わり、情報に触れることができ、「ここにくれば困りごとが解決する！気軽な相談ができる！」という場を目指して、コミュニティ「まちみち広場」を立ち上げました！

自治体職員やウォーカブルを担当されている担当者の方、そのほか取組みに興味がある方など、どなたも大歓迎です。

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そもそも、マチミチweb講座って何？という方は、こちらもご覧ください！

2024年第４回は、11/25(月) に「ウォーカブル×マーケット」　をテーマとしてO + Architectureの鈴木美央さんをお招きしました。
ウォーカブルなまちづくりを目指す中での「マーケット」の魅力、マーケットを一緒につくる際の合意形成のポイントなど、多岐にわたりお話をいただきました！

【アーカイブ#04】ウォーカブル x マーケット

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そんな思いで、これまでweb連続講座としてマチミチweb講座を開催してきました。
ただ、実際に取り組もうと思うと、自分だけ実践するのは難しい…！他の地域の皆さんと学びたい！という方も多いのではないでしょうか。

そこで、継続的に関わり、情報に触れることができ、「ここにくれば困りごとが解決する！気軽な相談ができる！」という場を目指して、このコミュニティ「まちみち広場」を立ち上げました！
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自治体職員やウォーカブルを担当されている担当者の方、そのほか取組みに興味がある方など、どなたも大歓迎です。
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