杉並区では、戦後80年という節目の年を迎えるにあたり、「杉並区戦後80年事業」の一環として、皆さんからいただいた情報や意見などをもとに、区内にある戦争遺構や平和の象徴をめぐる「すぎなみ平和マップ」を作成します。

この記事では、すぎなみ平和マップに掲載する「戦争遺構」や「平和の象徴」についてお知らせします。

『戦争遺構』とは、戦争の爪痕を示す建造物や遺跡のことです。

具体的には、軍事施設や戦闘があった跡、被災した建物、慰霊碑などが含まれます。

これらの遺構は、戦争の記憶を後世に伝えるための重要な遺産になります。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1">
  <style>
    .image-row {
      display: flex;
      flex-wrap: wrap;
      justify-content: center;
      gap: 20px;
    }
    .image-item {
      width: 45%;
      text-align: center;
    }
    .image-item img {
      max-width: 100%;
      height: auto;
      display: block;
      margin: 0 auto;
    }
    .caption {
      margin-top: 8px;
      font-size: 14px;
      color: #333;
    }

      @media (max-width: 600px) {
      .image-item {
        width: 100%;
      }
    }
  </style>
</head>
<body>

<div class="image-row">
  <div class="image-item">
    <img src="https://mygroove-public.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/article_image/image/3240/32707811_m.jpg" alt="原爆ドーム">
    <div class="caption">被災建造物（広島市 原爆ドーム）</div>
  </div>
  <div class="image-item">
    <img src="https://mygroove-public.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/article_image/image/3239/4702035_m.jpg" alt="平和記念公園">
    <div class="caption"> 戦没者慰霊碑（広島平和記念公園）</div>
  </div>
</div>

</body>
</html>

💡区内にはどんな戦争遺構があるの？

〇 中島飛行機（杉並区桃井三丁目付近）

今は「桃井原っぱ公園」として親しまれている場所ですが、かつては中島飛行機製作所の東京工場がありました。

ここでは、日本初の航空機エンジン「寿」や、零戦に使われた「栄」エンジンなどが作られていました。

「旧中島飛行機発動機 発祥之地」

と刻まれた記念碑があり、当時の歴史を静かに伝えています。

〇 高射砲陣地の跡地（久我山・下井草・松ノ木・西荻北）

昭和18年（1943年）、戦争が激しくなる中で、首都や工場を守るために、区内にも高射砲陣地が４ヶ所設置されました。

現在では、久我山運動場や松ノ木公園として整備され、当時の施設は姿を消しましたが、中瀬中学校の校庭には、その一部が今も残されています。

『平和の象徴』とは、戦争のない世界を願う気持ちを表すものです。

もともと鳩とオリーブの枝は、初期のキリスト教徒が平和の象徴として使用していたものですが、第二次世界大戦後、画家パブロ・ピカソが制作したリトグラフ

によって、世俗的な平和の象徴として広まりました🕊

こうした象徴は、平和への願いや祈りを形にしたものであり、戦争の記憶を風化させることなく、未来に希望をつなぐ大切な存在です。

💡区内にはどんな平和の象徴があるの？

〇アンネのバラ（区立高井戸中学校）

昭和50年（1975年）に、高井戸中学校の生徒がアンネ・フランクに寄せた手紙をまとめた文集『暗い炎の後に』を、アンネの父親であるオットー・フランク氏に送りました。

そして、オットー氏から贈られた“アンネのバラ”にゆかりのあるバラが京都にあるという話を聞き、「自分たちの平和への願いの象徴として、そのバラを校庭に植えたい」と考え、取り組みを始めました。

この活動がオットー氏にも伝わり、同氏から「アンネのバラ」３株が寄贈されました。

それ以来、生徒会や「アンネのバラ委員会」の生徒たちが中心となり、地域の方々や保護者、教職員と協力して、そのバラを大切に育てています。

現在では、正門付近に約200株の株が根づき、春と秋には美しい花を咲かせ、平和の願いを伝えています

〇オーロラの碑（荻窪体育館 脇）

昭和29年（1954年）、ビキニ環礁で実施されたアメリカの水爆実験により被爆した「第五福竜丸」の事件をきっかけに、杉並区から「原水爆禁止署名運動」が始まりました。

この運動は、やがて全国へと広がっていきました。

この署名運動の発祥の地となった公民館の跡地（現在の荻窪体育館の脇）に、平和への願いを込めて、平成3年（1991年）に「オーロラの牌」が建立されました。

その他の戦争遺構・平和の象徴については、以下の一覧をご覧ください。

もし、みなさんの身近に「こんな場所があるよ」「昔こんな話を聞いたことがあるよ」といった情報がありましたら、ぜひ教えてください！

みんなで地域の歴史を見つめ直し、平和への思いを未来につないでいきましょう！

平和マップってなに？なんで作るの？この事業の概要をご紹介します。

このプロジェクトについて

記事2　「戦争遺構」や「平和の象徴」について

Group_77.png

すぎなみプラス

杉並区

すぎなみボイス_トップ画像.png

すぎなみボイス

heiwamap.png

杉並区では「戦後80年事業」として、区内に残る戦争遺構や平和の象徴をめぐる『すぎなみ平和マップ』を作成します。
▼当プロジェクトの概要についてはこちらをご覧ください▼
https://mygroove.city/organizations/11/projects/65/articles/767

戦後80年事業　みんなでつくろう「すぎなみ平和マップ」！

東京都

平和マップの作成に向け、皆さんが知っている区内の戦争遺構や平和の象徴を教えてください！
また、平和マップの活用アイデアも募集します！

平和マップに関する情報・アイデア募集！

平和マップを作成中。平和事業に関する情報発信を行います。

平和マップ作成中！

いよいよすぎなみ平和マップのお披露目です。

記事2 「戦争遺構」や「平和の象徴」について

お知らせを受け取る

記事2　「戦争遺構」や「平和の象徴」について