【Vol.1】グリーンインフラって何?具体的な事例を用いて説明します!
杉並区
2024-10-04
グリーンインフラって何?具体的な事例を用いて説明します!
『自然環境が持つ多様な機能を活用し、持続可能で魅力ある国土づくりや地域づくりを進める』という考え方のことです。
自然環境への配慮を行いつつ、自然環境に巧みに関与しデザインすることで、自然環境が有する機能を引き出し、地域課題に対応することを目的としています。
皆さんの身近な例で、一部具体例を挙げると以下のような取組みを指します。
杉並区は一級河川の荒川水系に位置し、水害対策としては区による雨水流出抑制対策(透水性舗装、浸透貯留施設の設置)などを計画的に進めています。
しかし国土交通省によると、気候変動により更なる水害の頻発・激甚化が懸念されており、20世紀末と比べて2040年頃には全国の一級河川の水系で洪水の発生頻度は、平均約2倍になると試算されています。
そのため、降った雨水を宅地内等に貯留し、ゆっくりと地中に浸透させることで、河川や下水道への負荷が軽減できる水害対策(流域治水対策)として、グリーンインフラの取組が注目されています。
令和6年度は、様々な機会を設けて、区民のみなさんにグリーンインフラを『知って』もらう事から始めます。
7年度以降はその知識を踏まえ、みなさんにご自宅などで積極的に取組んでいただけるよう進めてまいります。
グリーンインフラを活用した取組は、小さな点の取組ですが、その一つ一つが面的に広がっていくことで水害対策にもなります。
『水害対策』という課題をキッカケに、積極的にグリーンインフラを活用していき、結果的にコミュニティ形成、環境教育、みどりの保全・創出などの新しい変化を生み出すことができると考えています!
利用規約第4条第2項に基づき、「みんなのグリーンインフラ 水害対策について考えよう!」に参加いただいた皆様の個人情報は、本取り組みを運営する杉並区にも提供されます。