白浜町は、自然が豊かで「海あり」「山あり」「ちょいなか」な町です。（「ちょいなか」とは「ちょっと田舎」の略語。）

ずっと住んでいる地元住民ですので、“あたりまえ”になってしまっている地域資源や固定概念があると思います。

西粟倉村で地域の資源を活用した取り組み等のお話を聞けるフィールドワークがあると知り、町がもっと元気に活気溢れ、白浜ファンを増やす「ナニか」を探したい・再発見したいと思いながら、電車やバスに揺られること約５時間、西粟倉村に到着しました。

西粟倉村は、岡山県の北東端にある山里です。

山と山に挟まれているような景色が広がり、風は澄み切っていて、川の水の透明度には驚かされました！

写真は、最寄り駅です。ちょうど桜の季節で、思わず写真を撮ってしまうほど綺麗でした。

西粟倉村で様々な活動をされている方々とお会いし、活動内容を聞かせていただきました。

特に印象に残っている２つをご紹介します。

１つ目は、『民間にどんどん出していく』という言葉です。

役場主体で事業を展開するとどうしても人事異動等で方向性が変わる恐れがあります。

しかし、基盤を整え、民間に事業をどんどん出していくことにより、事業が衰退することを回避するだけでなく、最終的には民間が自立していくことができます。

２つ目は、『安定したものと掛け合わせる』という言葉です。

西粟倉村も獣害被害があり、獣害対策で得た鹿などをジビエとして加工する食肉加工施設を運営されています。

しかし、鹿などはあくまでも獣害対策です。毎日○○頭といった安定した入りはなく、不安定なものです。この不安定なジビエを続けられるよう『安定したものと掛け合わせる』と教えてくださいました。

■ フィールドワークに参加して

地域の資源を活用した取り組み等のお話を聞かせていただき、「白浜町だとどうなるかな？」と考えました。

例えば『民間にどんどん出していく』には、白浜町役場の方や関係機関と連携することで、民間に出していくことは可能です。

また民間だからこそ出来る活動や表現もあります。

行政だからできること、行政だと難しいこと、これらを官民一体となって進めることにより、より良い地域の発展に繋がったのではないかと思いました。

もう１つご紹介した『安定したものと掛け合わせる』ですが、個人的にすごく衝撃を受けました。

私は今まで「不安定なもの“そのもの”を安定にするにはどうすればよいか？」と考えていました。

白浜町だとやはり夏場にたくさんの観光客の方にお越しいただける繫忙期で、冬場はオフシーズン（閑散期）になります。

オフシーズンにどうすれば観光客にお越しいただけるか？という考えも、もちろん必要でしょうが、そこに違うものを掛け合わせるとどうだろう？

例えば、ビジネスパーソンを呼び込み関係人口として、白浜町にお越しいただく。

企業研修等を打ち出し、新しい交流人口・関係人口の創出等と掛け合わせることで、白浜町に１年間安定して人の流れを作ることが出来ると思いました。

白浜町はワーケーションの先進地として、積極的に取り組まれてきた実績がありますのでビジネスパーソンを呼び込み関係人口創出には繋がっていると思います。

なので、いわゆるオフシーズンに掛け合わせる“安定”について考えていこうと思いました。

（むむむっと考えてはいますが中々思いつかない！この記事を見た方！こんなのどう？こんな事例があるよ！等ありましたら聞かせてください～！）

最後になりましたが、2023年3月より白浜リビングラボメンバーに仲間入りしました佐野がお送りいたしました！

生まれも育ちも和歌山県！生粋の紀南っ子です。

地元住民目線でナカとソトを繋ぐ架け橋になりたいと思っております。

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イベント情報

岡山県西粟倉村で行われたフィールドワークに参加してきました！

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SHIRAHAMA ENGINEとは、NECソリューションイノベータがNEC 白浜リビングラボを拠点に運営する「白浜を次へと動かす未来共創プロジェクト」です。

このプロジェクトは、「白浜を次へと動かすエンジンをつくる」をコンセプトに「白浜をより良くしたい」という想いを持った様々な地域内外の事業者やそこで暮らす人たち同士が共創し、これからの白浜について企画、実践を行う未来共創プロジェクトです。

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